第12回秋季関東学生大会 新人女子グランドチャンピオン
―まずは自己紹介をお願いします
碧剣会明治大学一年坂東春佳です。
―坂東選手、秋季関東学生大会グランドチャンピオンおめでとうございます!
ありがとうございます!
―グラチャンになった時の気持ちはいかがでしたか?
もっと練習しなきゃって思いました。
これかは対策されたり挑戦されたりする側になるから、なんだろう、対策されてもそれでも負けない選手になるよう練習を頑張らなきゃって思いました。
―負けず嫌いな性格なんですね。 うーーん、負けず嫌いではないと思うんですけどね。でも負けた相手には次は勝つぞって思います。
―意識してた選手はいますか?
同期の強いなって思う選手の動画は見てました。
でも動画を見ても、やらなきゃいけないことは頭ではわかるけど、なかなかそれをうまく実践できないなって思います。
―試合はどんな気持ちで挑みましたか?
気持ちとかはあまり考えてない、、、笑
ななみさん(註:明大3年・和久井七海選手)と三冠したら焼肉って約束してて、トーナメントみて長剣フリーと二刀で二冠取りたいなあって考えてました。だから小太刀で負けた時もあまり引きずらなくて、狙い定めて二冠とれたーみたいな感じでしたね。焼肉楽しみです。
―二刀には力を入れていましたか?
二刀がかっこいいと思ってて、今回の大会から種目が増えるので力入れて練習してました(註:春季大会は新人は小太刀・長剣Fのみ出場。秋季大会から部外S・部外Lが増えた)。
自分では長剣系が得意だと思ってるので、元立ちでも積極的に長剣種目で掛かりに行ってました。
―大会の中で印象深い試合はありましたか?
決勝戦ですね、長剣フリーと二刀。
長剣フリーは吉良ちゃんとで(註:國學院・吉良明莉選手)、実は初めて試合で当たったんですよね。楽しかったです。
二刀は里菜とで(註:明治・野澤里菜選手)、アップの時から一緒にやってたからどういうことしてくるのか分かってたというか、こうやって勝ちたいみたいなのはありました。
―今大会では、グラチャン戦進出決定から、本番まで時間がありましたが、グラチャン戦対策はしましたか?
長槍の対策をしていました。練習で三木さん(註:明大3年・三木颯選手。長槍の名手)に練習相手をしてもらってました。向こうは私のグラチャン戦対策だったとはわかってないと思いますけど笑。
―二刀でのグラチャン戦進出が決まっていたとはいえ、長剣フリーの代表決定戦で、格下(註:2級代表の大用華選手。坂東選手は1級代表)の選手に負けたときは焦りませんでしたか?
長剣フリーの代表選にはもちろん勝つもりで臨んだんですけど、勝てないかもって気持ちもありました。
当日の試合進行上、その前に出場していた団体戦から時間が空いていたので、動けるか自信がなかったです。雰囲気にのまれちゃいました。
―グラチャン戦決勝は、もう一度その大用華選手との試合でしたが、嫌なイメージが頭をよぎりませんでしたか?
大用さんのふわっとした構えがすごい怖かったです。全然間合いが測れないし。
1本目で良い足が打てたので、流れがつかめました。
でも、また足打ちをしたんじゃ、読まれちゃうと思って、それ以上足は打てませんでした。大用さんは打ち返しもうまいので、中途半端な打ちじゃやられちゃうと思って、最後は思い切り踏み込んで肩を打ちました。
最初に足を決めた時に、肩も打てるんじゃないかってイメージがあったんです。
―そこまで考えての試合運び、ほんとにすごいですね!坂東選手と言えばきれいな太刀筋のイメージがあるのですが、もともとは何かほかのスポーツをしていたんですか?
主に空手をしていて(註:坂東選手は極真館空手のアジア大会出場経験者)、剣道もやってました。空手のステップと剣道の間合いはスポーツチャンバラに近いと思います。あとは、薙刀と合気道もかじってました。まああまり活きてないかもしれないですが笑
―大学でスポチャンを始めた理由は?
今まで自分がやってきたことが全部活きると思ったからですかね。
天職というか天技みたいな、、笑
でも、剣道経験者だから強いだけって思われたくなくて、スポチャンっぽい動きができるように意識するようにしてます。
―今後の目標はありますか?
なんだろうなあ。。今回は、小太刀であまり勝ててないので、勝てなかった種目でも、今後は勝てるようになりたいです。あと、今勝ててる種目でも勝ち続けられるようになりたいです。
私は今までスポチャンに通じる競技をしていた経験があるし、練習もたくさん行っているので何とか勝ててますけど、碧剣練習が始まってから(註:緊急事態宣言解除による通常練習再開)同期の成長をとても感じるので、今後のみんなの伸びが怖いって思ってます。
それと、なんかあの子強くね、やべえなぁっていわれるよう選手になりたいなって気持ちがあります笑
あと、早く上級生の先輩とも戦いたいです!
自分が勝って、みんなが喜んでくれてるところを見るのがうれしいので、いまは自分の試合の動画を見返して楽しんでます。
―見返して楽しめる動画がもっともっと増えていくといいですね。ありがとうございました!
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